1. >
  2. >
  3. 3Dプリンター
3Dプリンター

モノ作りを変えた

21世紀の産業革命をもたらすと言われている3Dプリンター。
ピストルを3Dプリンターで作った人が逮捕されたという恐ろしい事件があったことは記憶に新しいですが、家を3Dプリンターで作ったというニュースもあり、その使い方次第では非常に将来性があると思います。
そんな3Dプリンターは医療現場さえも大きく変えると言われています。いったい、どのように3Dプリンターが活用されているのでしょうか?
実際の活用例について見ていきましょう。

オーダーメードで作れる臓器模型

設計図さえあれば簡単に、しかも正確に何でも作れてしまう3Dプリンターは、手術のシミュレーション用に人工の臓器模型を作製できます。
例えば、点在する直径数ミリの小さながんを摘出しなければいけない患者がいたとします。
臓器模型があれば、手術の練習中に何度も模型をひっくり返してのぞき込んだりして、実際の肝臓と照らし合わせることが可能になり、腫瘍の位置を正確に把握でき、手術の進め方などについて医師同士の意思疎通もできます。そのため、手術をより安全に進められるのです。

3Dプリンターが成形する人工骨

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、世界で初めて人口骨を成形する技術を開発しました。
3Dプリンターがカスタムメイドの人口骨を作ってしまうのです。
こちらのサイトでも詳しく取り上げられています。
>>日本経済新聞

通常、先天的骨欠損、後天的骨変形、ガンなどの腫瘍摘出後骨欠損、外傷による骨欠損など、骨が欠損したり変形したりした場合、その欠損部へ骨を移植する治療をしなければなりません。
この治療の問題点は、正確な成形作業の難しさや、手術が長時間となることからくる合併症の発生率が高くなることです。
この技術を使えば、簡単にカスタムメイドで人口骨を成形することができるため、作業も今よりぐっと簡単になり、手術もスピーディに終えることができます。

従来のギブスよりも圧倒的に治癒速度が速い新ギブス

ギブスと言えば、石膏と包帯でガチガチに固めたものをイメージする方が大半だと思います。
見た目にも痛々しく、いかにも重症患者といった感がありますが、3Dプリンターが作製する新ギブスはこれまでのものとは一味違います。

トルコの工業デザイナー、デニズ・カラサヒンがデザインした3Dプリンターで作製する新ギブスは、まるでスパイダーマンのボディのように多孔性のある奇抜なデザインとなっており、これまでのギブスの概念を覆す斬新さにあふれています。
見た目だけでなく、多孔性とすることで通気性も抜群で、かゆいとか、臭いといった点が解消されるだけでなく、低出力超音波パルス(LIPUS) といった医療装置もつなげることができるため治癒速度が格段に上がるそうです。
これまで紹介したのはほんの一部です。これからは3Dプリンターがなくてはならない時代がくることでしょう。