
医学生の医者までの道
医師になるには大学の医学部を卒業して、医師国家試験に合格しなければなりません。
医師国家試験に合格してすぐに患者の治療ができるのではなく、初期臨床研修を2年間うけ、その後、さらにその後期3~4年研修を受け、晴れて医師になれます。
医師になったとして、いきなり開業医は無理でしょうから、勤務する病院を決めないといけないですよね。
医学生の就職活動はどのようなものなのでしょうか?一般の大学生がやっているような就職活動とどう違うのでしょうか?
医学生の就活事情について見ていきましょう。
最新の医学生の就活事情
以前は、大学の医学部を卒業してすぐに、母校の医局にて研修を受けるというのが主な形でした。
ところが、大学医局制度への批判も影響して、2004年からは自分が希望する病院で研修を受けられるようになりました。
そのため、自分で色々な病院を回って、受験する病院を選ぶという一般の大学生と同じような就職活動を行うことになります。
ただし、一点だけ違うのは、最終的に就職する病院は「臨床研修マッチング」というシステムで決定されることになるという点です。
システムが担う医学生の将来
臨床研修マッチングとは、医学生の希望と病院側の希望を合わせることで、お互いにとって良いマッチングをシステム的に行うというものです。
アルゴリズムによって医学生と病院をくっつけるため、本当に双方の希望が叶うのか少し不安ではありますが、実際に希望者の8割以上は希望する病院に就職することができているそうです。
さらに、マッチ率も96%と非常に高い確率で医学生と病院のお見合いを成功させていることが分かります。
医学生から人気の病院
医学生が自由に希望の病院を選べるとなると、やはり人気のある病院とそうでない病院に分かれることになります。
やはり人気があるのは、症例数が豊富にあり、研修などの教育面が充実している病院です。
人気のある病院で有名なのは、『虎の門病院』や『国立国際医療センター』などです。
人気が集中すると、病院側も試験等を行い医学生をふるいにかけなければなりません。他の病院も医者不足は深刻ですから、少しでも振り向いてもらおうと、給料などの待遇面や教育面を拡充しようとする動きもあります。
まさに、医学生の就活市場は「買い手市場が生んだ売り手市場」といった様相となっています。
もちろん、本命に残念ながら行けなかった医学生も、それ以外にもいくつか希望を出しますので、それを臨床研修マッチングがうまくマッチさせる、ということになります。
結果として、医学生の内定率が96%という非常に高い確率となるのです。